未来のアグリ株式会社(旧社名:北原電牧株式会社、本社:北海道札幌市・福島県福島市、代表取締役社長:大竹龍雄)は、この度、クマ対策用電気さく線「ブルーキングワイヤー」の販売を本格化しましたのでお知らせします。
農業従事者にとって、田畑を荒らす動物被害は深刻な問題です。特に近年は人里近くまで被害が拡大しており、社会問題に。クマの行動コントロールの重要性は、ますます高まっています。
野生のクマの行動をコントロールする手段として「電気さく」が用いられますが、このうち野生動物が直接触れる部分が電気さく線と呼ばれる製品です。(イラスト青線部)
電牧器から電気さく線(樹脂繊維に金属線が織り込まれたワイヤー)にパルス電流を流すと、触れた動物に大きなショックを与えます。
動物に電気さくを「触れてはいけない危険なもの」と認識させ、生活圏等への侵入を防ぎます。
未来のアグリでは豊富なラインナップの電気さく線をご用意しておりますが、
近年急増するクマ被害対策へのご要望にお応えし、この度、強度・耐候性・導電性・視認性に優れたクマ対策用電気さく線「ブルーキングワイヤー」の販売を本格化いたしました。

※電気柵の仕組み(青線部が電気さく線)
・線の太さは極太3.5㎜。紫外線劣化を抑制
・クマ等の大型動物に対応すべく、極太ステンレス線を採用し導電性を向上
・視認性を重視した濃い青色
ブルーキングワイヤーの最大の特長は、電気さく線として異例の直径約3.5mmの極太サイズ。これは一般的な製品に比べ約2倍の断面積です。
強度の秘密は内部の金属線の太さにあり、引張強度試験では、当社比約1.6倍の強度を誇ります。
抜群の強度で、万が一クマが電気さくに驚いて突進してきても、容易に切断されない強靭さを持つ製品です。
- 視認性
電気さくは、動物の目に見えやすいことも重要です。
青色はワイヤーの太さと相まってよく目立つことから、一度触れた動物に対して「要注意!触ったら痛い!」と思わせる心理的効果を高めます。

電気さくでは多くの場合、細く柔軟な支柱を用います。しかし対クマ用電気さくには、より太く丈夫な単管(直径48.6mmの鋼管)を使用したいという声も多く寄せられていました。

取り付けは工具いらずでカンタン施工!
規格・特性
ブルーキングワイヤー
色 |
ブルー/ブルー/黒 |
直径/長さ |
約3.5mm/250m |
1巻あたりの製品正味重量[別途ボビン、紙管重量加算] |
約2.8kg |
巻形状 |
黒プラボビン |
単管碍子