買収先の選定基準
当社の買収先の選定基準で、数値的な基準以外に特に重視するのは以下の二点です。
選定基準を満たす企業に当社の経営資源を混ぜ合わせることで、高い利益率を生み出す企業に成長させていきます。
原則、「モノづくり」の会社であること
ベースとして、当社はメーカーであるので、最終ユーザーが購入するモノづくりに取り組んでいる会社であることを原則としています。分野が異なっていても、同じメーカーとして当社グループが培ってきた製造・販売のノウハウが応用できるケースは多数あります。また、対象会社の基礎技術に対する知見があるか、当社グループの既存事業とシナジーを生み出すことができるかなども基準としています。
特別な技術・製品をもち、高利益率を目指せる会社であること
当社グループのM&Aでは、地方創生の観点から雇用の維持を基本としています。そのため、対象会社にその余力がある=提供する製品の付加価値が高く、利益を十分に確保して従業員に還元できる健全な企業体質を目指せることも重要となります。具体的には、単なる価格競争とならない特別な技術や製品を持っているか、そのマーケット自体が成長しているか、競合相手・その他プレイヤーが利益を出しているか等の視点です。
検討プロセス
以下は標準的な検討プロセスを掲載しています。
案件やご意向に合わせ、柔軟に対応いたします。
1.初期検討
オーナーからの問い合わせやアドバイザー・金融機関等から会社をご紹介いただき、対象企業の業態や収益性の理解をさせていただきます。

2.面談
双方の理解を深めることを目的として、オーナーと当社メンバーでの面談や工場見学をさせていただきます。
初期的な検討として、当社グループで「混ざる」とどのようなシナジーが期待できるかという目線を重視しております。

3.意向表明書の提示
面談結果及び社内での討議・決定を踏まえ、譲渡希望価格を含む当社の初期的な意向をまとめた意向表明書を提示いたします。

4.基本合意書の締結
意向表明書の内容にオーナーの合意がいただけた場合、基本合意書を締結いたします。

5.デュー・デリジェンス
最終的な譲渡条件を確定するため、譲渡対象会社のデュー・デリジェンス(DD)を実施させていただきます。

6.株式譲渡契約の締結
DD結果を踏まえ、社内の会議体での決議を踏まえ、最終的な条件の調整を行い、株式譲渡契約を締結いたします。

7.クロージング
株式譲渡を実行します。プレスリリースにより、投資家、取引先及び従業員への公表を行います。
