新たなジオグリッドを用いた道路の鋪装長寿命化と災害時の段差抑制を目指した実物大実験による性能評価を行いました。
実験は、6m幅の架台を油圧ジャッキで1cm下げるごとに、総重量約20トンの大型トラックを50回往復走行させ、道路面の変状や内部の変化を調べました。8cmまで下げた結果、ジオグリッドと瀝青安定処理工法を併用することで轍の発生を抑制し鋪装の長寿命化を図れることがわかりました。
さらに、地震災害時を想定し、40cmの段差を発生させた場合でもジオグリッドにより段差を抑制することがわかりました。
これらの知見は、将来における安全で快適に走行できる道路構造に役立つものと期待されます。