環境にも人にもやさしい人工木材ウッドデッキ「合成木材Kankyo-woodⅡ」

合成木材とは?

合成木材とは、一般的に木粉と樹脂を混ぜ合わせて作られる人工の木材をいいます。
木から切り出した天然の木材と比較して腐食しにくく、とげやささくれが発生しないなどプラスチックとしての特長を有しながら、木粉を混ぜ合わせていることで本物の木材に近い質感を持っています。上品で落ち着いた空間を作り出すことができる、優れた建築資材です。

合成木材 Kankyo-woodⅡ

前田工繊の合成木材Kankyo-woodⅡは、材木屑などのリサイクル木材とリサイクルプラスチックを混合し押出成形した人工木材で、SDGsや脱炭素の実現にも貢献する環境と人にやさしい製品です。
Kankyo-woodⅡの特長について、SDGsの達成への貢献の観点から詳しくご紹介いたします。

  SDGsとは

SDGsは、経済・社会・環境の3つの側面のバランスがとれた持続可能な社会を目指すため、世界のすべての国を対象に設定された17のゴールと169のターゲットから構成される2030年までに世界が取り組むべき目標です。

Point1 リサイクル材を活用

Kankyo-woodⅡは、従来はゴミとなっていた廃材を活用したリサイクル木材と熱可塑性オレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン)のリサイクルプラスチックを混合して成形しています。廃棄物を減らすことで、焼却によるCO2排出量の削減に貢献しています。

リサイクル木材とリサイクルプラスチックを配合

貢献する目標とターゲット

目標6 すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

【6.3】2030年までに、汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物質や物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模での大幅な増加により、水質を改善する。
【6.6】2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼などの水に関連する生態系の保護・回復を行う。


目標12 持続可能な生産消費形態を確保する

【12.2】2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
【12.4】2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
【12.5】2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。


目標13 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

13 気候変動に具体的な対策を【13.1】すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応力を強化する。
【13.3】気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。

Point2 新たな森林伐採を必要としない

国連の報告によると、森林の純損失率は1990年以降大幅に改善しているものの、今なお毎年約10万km2の天然林が失われているとされています。森林にはこれまでに発見されている野生生物種の半数以上が生息しており、森林の消失はこれらの生物の生息域の消失でもあります。また、森林は河川を通じて海ともつながっており、森林で生成された栄養分が河川から海に流れ込むことで海にも大きな恵みをもたらしています。このように地球全体の生態系と深くつながる森林を保護することは、今後も積極的に取り組むべき重要課題です。
Kankyo-woodⅡは、木粉を混合することで天然木に近い質感を有しながらも、ゴミとして排出される材木屑などの再生木材を活用しているため、新たな森林伐採を必要としません。

貢献する目標とターゲット

目標14 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

【14.1】2025年までに、海洋堆積物や富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。
【14.2】2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。


目標15 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する

15 陸の豊かさも守ろう【15.1】2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。
【15.2】2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。
【15.5】自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる。

Point3 耐久性に優れ、長く使える

合成木材は、プラスチックが木粉と木粉の間を埋め、表面を保護する構造となっているため、天然木と比べ耐水性がよく、細菌による腐食、シロアリによる食害がありません。また、耐候性にも優れているほか、メンテナンスも容易で、美しさを保ったまま長くお使いいただけます。製品寿命の長い製品をご使用いただくことは、廃棄物の削減にもつながります。さらに、天然木と違いささくれが発生しないことも人にやさしいポイントです。

貢献する目標とターゲット

目標9 強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る

【9.1】すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。
【9.4】2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。すべての国々は各国の能力に応じた取組を行う。


目標11 包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

11 住み続けられるまちづくりを【11.6】2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
【11.7】2030年までに、女性、子ども、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。


目標12 持続可能な生産消費形態を確保する

【12.2】2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
【12.4】2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
【12.5】2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

環境にも人にもやさしい合成木材「Kankyo-woodⅡ」

材木屑などのリサイクル木材とリサイクルプラスチックを混合し、押出成形した人工木材。天然木材のような外観と手触りをそのまま再現しており、上品で落ち着いた雰囲気を演出します。

Point1 リサイクル材を活用
Point2 新たな森林伐採を必要としない
Point3 耐久性に優れ、長く使える

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前田工繊の持続可能な社会への取組み

持続的成長の実現